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子どもの探し物で「おかあさん、あれどこ?」をなくす3つのポイント

子どもが探し物をする理由

ハンカチ、ティッシュ、マスクなど、外出時の持ち物で毎日のように「おかーさーん、あれどこー?」と聞かれるとうんざりしませんか?

 

「毎日同じところに置いてあるんだから、いい加減どこにあるか覚えてよ!」

と、イライラしてしまうのも無理はありません。

 

でも、子どもは覚えることが毎日たくさんありますのでね。

学校の勉強だけでなく、誰とどんなことをして遊んだとか、今日はどんなテレビがあったとか、明日は誰と遊ぶとか、新しいことを覚えるので一生懸命です。

 

そのためいくら毎日同じところに置いてあると言っても、その置き場所を全部覚えられるとは限りません。

 

覚えられないからといって、毎日探すのも大変じゃないですか。

だからつい「おかーさーん、あれどこー?」と聞いてしまうのです。

 

聞くほうはそれでいいですが、毎日同じことを聞かれる方はたまったもんじゃありませんよね。

 

だからこそ子どもが覚えなくても分かるようにしておくことが大切です。

 

子供 捜し物

 

子どもの探し物をなくす収納のポイント

子どもが「あれどこ?」と言わなくなるようにするための収納のポイントは次の3つです。

 

1.子どもが見える場所に置く

2.子どもが出し入れしやすい収納にする

3.子どもが目で見て分かる収納にする

 

1.子どもが見える場所に置く

基本的にモノを出し入れしやすい、便利な場所の高さは「目線から腰の高さ」です。

 

置き場所を決めるとき、つい大人にとって便利な場所に作ってしまいがちですが、大人にとって便利な場所の高さは子どもにとっては高すぎることがあります。

せっかく置き場所を作っても、場所が高すぎて子どもから見えないのであれば意味がありません。

 

子供がよく使うモノは、子どもの目線から腰の高さに置き場所を作ってあげてくださいね。

 

2.子どもが出し入れしやすい収納にする

子どもにとって面倒くさい収納方法だと、取り出すのが面倒くさくて自分で出さないという可能性があります。

 

例えばマスクの場合

1.フタつきの入れ物に入れて棚に置く

2.フタなしの入れ物に入れて棚に置く

 

この2つだとどちらが出し入れするのに面倒くさくないと思いますか?

 

1の場合

①棚から入れ物を取り出す

②フタをとる

③マスクを取り出す

④フタをする

⑤入れ物を棚に戻す

 

2の場合

①棚から入れ物を取り出す

②マスクを取り出す

③入れ物を棚に戻す

 

と、2の方が手間が2つ少なくてすみます。

たかが手間が2つ・・・と思うかもしれませんが、毎日だと地味に面倒くさいですからね。

 

できるだけ、手間が少なく出し入れできるようにしてあげてくださいね。

 

3.子どもが目で見て分かる収納にする

子どもの目線の高さに子どもが出し入れしやすく収納できたら、仕上げにラベルを付けておきましょう。

 

ラベルとは?

入れ物の中に何が入っているかを示したシールやカードのこと。

モノを収納した場所にラベルを付けることを「ラベリング」といいます。

 

せっかく子どもに合わせた収納になっていても、ラベルがないと中に何が入っているのか分からなければ意味がありません。

 

なぜなら中に入っているモノを確認するために、入れ物をいちいち1つずつ見るのは大変だからです。

しかも毎日となると、見る前に聞いた方が早いと思うでしょう。

 

子どもに「あれどこ?」といちいち聞かれないためにも、ラベルは必要です。

 

ラベルの表記は子どもが分かるように

mask

masuku

マスク

ますく

マスクのイラスト

マスクの写真

 

例えばマスクのラベルだけでも、これだけの表記が考えられます。

この中で子どもが目で見て分かる書き方はどれだと思いますか?

 

もし分からなければ、答えは子どもが持っていますので「どうやって書いたら分かるかな?」と、実際に子どもに聞いてみてくださいね。

 

まとめ

 

1.子どもが見える場所に置く

2.子どもが出し入れしやすい収納にする

3.子どもが目で見て分かる収納にする

 

この3つに気をつけると、子どもの「おかーさーん、あれどこー?」という言葉は激減します。

 

だからこそ

どこに置いたら分かりやすいか

どんな収納用品だと出し入れしやすいか

どんなラベルだとすぐに見つけられるか

ということを、子どもと一緒に考えてみてくださいね。

 

 

 

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