岡山市立東公民館様と、発達障害を持つ子の保護者と支援者の会「ウィズはぁと」様との共同開催で「特性に合わせたお片づけ」講座を開催しました。
いただいたご感想の一部をご紹介します。
・整理、収納、片付けのいろんなポイントで自分が苦手な部分がよくわかった。
・細かい所まで聞かせてもらってよかったです。
・具体的で大変参考になりました。
片付けやすい環境を整えることが大切だと教えていただき、家を整えていきたいです。
・自分も片付けが苦手でズボラ…大人の発達障害というより、子どもの頃にまさに親から「言わなくても分かるだろう」と見過ごされて今に至っているのだろうと気付かされました。
技術×習慣!誰にでも改善できると思えると嬉しいですね。
・発達障害の有無にかかわらず、自分自身もできていないと思うことがたくさんありました。
子どもに片付けをさせる前に周りの大人が家の中で片付けのできる環境をまず整えてあげることが大切なのだと思いました。
・使える、使えないで選んでいたので、物が多すぎたのだと改めて思いました。
・ラベルをつける習慣を身につけておけば、収納が楽になるなと感じました。
・片付け、整理、収納において、大事なポイントや子どもに対してどういう風にはたらきかけていけばいいのか参考になりました。
・家族共有のスペースを目で見て分かりやすいようにする具体例を教えてもらいました。
持ち主の気持ちを尊重する大切さが分かりました。
家族がかける言葉の内容やタイミングが大切であると感じました。
・おもちゃの表記の話がおもしろいと思いました。
・何からやればいいのかがよく分かった(頭の整理ができました)
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
事前にいただいたお悩みでは「出したら出しっぱなし」であることが多かったのですが、これは(発達障害があろうがなかろうが)多くの方がお悩みのことです。
食べる、着替える、遊ぶなど、何かをするためにはそれに使うモノを出さないとできません。
そのため使う前にはモノを出しますが、終わった後には気持ちが満足していて片付けが面倒くさくなってしまいます。
そして出しっぱなしでも困らないことが多いのは「部屋が散らかるなどの弊害があるため困る」からと他の誰かが片付けている場合があるからです。
つまり出したら出しっぱなしになる主な理由は「満足しているから」「出しっぱなしでも(自分は)困っていない」からのどちらかであることが多いのです。
他の誰かが片付けてくれている場合は、出しっぱなしにしている本人は困っていないことが多いので「片付けないと後で困るよ」という言葉は響きません。
でも、せっせと片付けている他の誰かにはストレスがたまりますよね。
この状況を打開して使ったモノを自分で片付けてもらうためには「使ったら戻す」までをワンセットで教えることがポイントになります。
そして「使ったら戻す」ためには戻す場所が必要なので、全てのモノに置き場所を決めることが大事ですし、置き場所を決めるためにはモノの整理をして「置くモノ」を選びとらなくてはいけません。
今回お伝えした「モノの整理」→「収納を決める」→「出したら戻す」の繰り返しで片付けが習慣になりますようにと願います。