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モノを捨てるのに躊躇する理由とは?口癖から考える効果的なアドバイス

口癖から捨てられない理由を考える

家を片付けようと思ったとき、最初にすることは「モノの整理」です。

※「モノの整理」とは、たくさんあるモノを「必要なモノ」と「不必要なモノ」に分けて「必要なモノ」を選びとる作業のことです。

 

モノの整理は基本的に「使っている」「使っていない」で判断するのですが、使っていないけれども捨てられないモノはありませんか?

 

例えば

・まだ使える

・いつか使う

・高かったから

・価値があるモノだから

・〇〇さんにもらったから

・思い出のモノだから

・捨てたらバチがあたりそう

・捨て方が分からない

など。

 

今回はつい言ってしまう言葉から捨てられない理由を考えてみましょう。

 

 

「まだ使える」「いつか使う」から捨てられない

この2つの言葉は、片付けられなくて困っている方からもよく聞く言葉です。

 

ではここで質問です。

「まだ使える、いつか使うと思っているモノは、いつ、誰が、どこで、何に使いますか?」

 

この質問に具体的に答えられるのであれば、捨てなくても大丈夫です。

でも、「いつか、誰かが、どこかで、何かに…」と曖昧な答えしか浮かばない場合は要注意です。

 

 

なぜならほとんどのケースで「いつか使う」の「いつか」はこないからです。

 

「何かに使う」の場合も、具体的な使いみちが思い浮かばないのであれば同じこと。そのモノの出番がやってくる可能性は低いです。

 

「まだ使える状態のモノを捨てるのはもったいないことだ」と教えられた方もいるかもしれません。

 

でも、「まだ使えるから捨てられない」という理由で実際には使わないモノを持ち続けるためには、収納場所の確保が必要ですし維持費が発生する場合もあります。

 

そう思うと「いつ、誰が、どこで、何に使うか分からないモノ」のためにお金を使うことの方がもったいないと思いませんか?

 

どうしても捨てられない場合は売る、譲るなどして「次の持ち主を探す」という方法も考えてみてくださいね。

 

「高かった」「価値があるモノだから」

ブランドの商品や貴金属、美術品などを整理するときによく聞く言葉です。

 

そのモノを手に入れたときに支払った対価のことを思うと

・捨てる、譲る→ただで手放す

・売る→買ったときより安い値がつくと損をした気持ちになる

といった可能性が頭をよぎり、結果として「もったいない」という気持ちになるのではないでしょうか。

 

ただ、いくら高価なモノであっても使っていないのには「使い勝手が悪い」「デザインが好みではない」など必ず理由があるはずです。

もしかしたら「いつか高く売れるかもしれない」と期待する気持ちがあるかもしれませんね。

 

いくら高価なモノだとしても「高かったから」という理由だけで使っていないモノを持ち続けるのはおすすめできません。

何度も言いますが、置き場所の確保や管理費など、持ち続けるためにもお金がかかるからです。

 

そして維持管理の費用と手間をかけて価値が上がるまで待つのは悪いことではありませんが、必ず価値があるとは限りませんのでご注意くださいね。

 

〇〇さんにもらったから

優しい方ほど「人からもらったモノを捨てることに抵抗がある」とおっしゃいます。

 

「せっかくもらったモノを捨てるなんて、贈ってくれた人が傷つくかも…」と思うと、気を使ってしまって捨てることができないのでしょう。

 

ここで大事なのは「贈り物の役目とは何か?」ということです。

 

贈り物の役目は「贈り主の気持ちを届ける」ことです。

それがたまたま「モノ」という形で届けられただけなのです。

 

こういう言い方をすると「冷たい」と思われるかもしれませんが、贈り物を受け取った後に使わないのであれば手放したとしても誰かに何かを言われる筋合いはないのです。

(とはいえ目の前で捨てるなんてことはマナー違反ですよ。)

 

もし、自分が誰かに贈ったモノが相手を困らせているとしたら悲しくなりませんか?

それにもらったモノであなたが困っているなんて、贈り主は思ってもいないと思います。

 

贈り物は感謝の気持ちと共に受け取ったあとは「自分が使うかどうか」で判断してくださいね。

 

思い出のモノだから

・大切な人からもらった手紙

・思い出の写真

・旅先で購入したお土産

・子どもが作った作品

など、人は誰にでも「大切に持っておきたいモノ」があるのではないでしょうか。

 

「写真や手紙を捨てると、それにまつわる思い出もなくなってしまうかもしれない」と心配になって捨てられない方は多いです。

特に「強い想い」があるモノほど判断が鈍りますよね。

 

この場合は無理に捨てなくてもいいのではないでしょうか。

 

「思い出の置き場所」を確保して、ご自身が納得するまで持っておいてもいいと思います。

ただ、限られたスペースが全部「思い出のモノ」ばかりで埋まってしまうのは困りものです。

 

置き場所の範囲を決めて、時々見直しながら「思い出のモノ」を置く場所が広がりすぎないようにお気をつけくださいね。

 

捨てたらバチがあたりそう

・人形やぬいぐるみなどの「顔」がついたモノ

・お守りや開運グッズなどの縁起物

など、捨てたらなんだか悪いことが起きそうで捨てられないモノってありますよね。

 

「バチがあたるかも」と思って捨てるのを躊躇するのは仕方のないことです。

 

お守りや開運グッズなどは購入した神社にお返しする、人形やぬいぐるみは「供養」という形で処分を引き受けてもらう方法があります。

そこまでしなくても…という方は「紙または布に包んで捨てる」という方法もあります。

 

どの方法でも構いませんので、ご自身が納得できる方法を選んでくださいね。

そして捨て方も気になるかもしれませんが、感謝の気持ちと共に処分することがもっと大事なのではないかと思います。

 

捨て方が分からない

最近はゴミの分別が細かくなってきていることもあり、捨て方が分からないというお悩みが増えています。

一気に片付けたくても、捨てたいゴミの分別が分からないとその度に調べるのは面倒くさいですよね。

 

特に粗大ゴミや家電品などのめったに捨てることのないゴミは困りものです。

 

せっかく片付けても「あれ、これってどうやって捨てるんだっけ?」となるとそのまま放置してズルズルと…となるのはもったいないことです。

 

捨て方が分からないならお住まいの自治体に聞くのが一番早いです。

ホームページで捨て方の一覧を公開している自治体もあればゴミの捨て方や収集日が分かるアプリがある自治体もあります。

 

まずは「お住まいの自治体+ゴミの種類+捨て方」で調べてみてください。

それで分からなかったら自治体に電話で聞けば教えてくれますよ。

 

聞く、調べるのが億劫だからと先延ばしにするより「〇月〇日までに問い合わせる」と決めて動いてみましょう。

意外にあっさりと解決できることと思います。

 

捨てられない理由は山ほどある

上記の理由以外にも物が捨てられない理由はたくさんあります。

大事なのは「なぜ捨てられないか」を考えることより「なぜ使わないか」を考えることです。

 

モノは使ってなんぼです。

 

使わない理由があるのであれば、ご自身にとってモノとしての役目は終わっています。

役目が終わったのに持ち続けることは「見捨てている」状態であり、それはもう捨てていることと同じです。

 

モノを捨てることは気持ちの痛みを伴うことがありますが、必要なモノだけに囲まれた暮らしはとても快適です。

 

ぜひ、思い切って一歩踏み出してみてくださいね。

 

 

 

 

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