捨てるモノがない理由を考える
・モノを減らしてスッキリさせたいのだけど、捨てるモノがない
・家族に片付けるように言われても全部必要なモノばかりで無理
など、スッキリと片付けたくてもこれ以上捨てるモノがなくて困っていませんか?
片付けたいのに捨てるモノが見つからないのには2つの理由があります。
その2つの理由をもとに、対処法を考えてみましょう。
モノを減らしてスッキリさせたいのだけど、捨てるモノがない
何度も片付けに挑戦したのだけど、捨てるモノがなくて片付かないと困ってしまいますね。
片付けの最初のステップは「モノの整理」ですが、この段階で「必要なモノ」と「不必要なモノ」が混在していて「捨てるべきもの」が分かりにくくなっている可能性があります。
モノの整理とは、たくさんのモノを「必要なモノ」と「不必要なモノ」に分けて必要なモノだけを選ぶことです。
例えば
・書き心地のよくないボールペン
・お皿が割れたティーセットのカップ
・使っていない調理器具
・味が好みではない調味料
・サイズアウトした子ども服
・ダイエットしたら着る予定の服
・子どもが遊んでいた(今は遊んでいない)おもちゃ
・人にもらったけど、好みではない雑貨
・買ったものの使っていない健康器具
・「いつか使う」と思っている空き箱や紙袋
など、どれも「今使っているモノ」に紛れていることが多く、どれも使っていないことに気づきにくいです。
そのため「使えるモノ」と「使えないモノ」に分けてしまうと「使ってないけどまだ使えるモノ」も必要だと判断して、「全部必要」だと思って捨てるモノがなくなってしまうのです。
片付けたいけど捨てるモノが見つからない場合は「使えるかどうか」で判断するのではなくて「使っているかどうか」で判断してくださいね。
そして「使っていないけど捨てられないモノ」はひとまとめにして、普段の生活の邪魔にならない場所に移動させましょう。
(ひとまとめにした入れ物に日付を書いて1年おきなど定期的に見直します)
それだけでも生活空間は「使っているモノ」だけになり、暮らしやすくなることと思いますよ。
家族に片付けるように言われても全部必要なモノばかりで無理
・「モノを大事にしなさい」と子どもの頃から教えられた
・なかなかモノが手に入らない経験をしたため、いざ手に入ると手放すのが不安になる
・「モノをたくさん持っている=豊かである」という思い込み
このような背景が原因で「捨てることはもったいないこと」だと思い、まだ使える状態にあるモノを捨てることに抵抗を感じる場合があります。
実は本当にもったいないのは「今あるモノを使わない」ことです。
そこにあるのに使わないのは「見捨てる」こと、つまり捨てているのも同じだと思うと、使わないモノの置き場所や維持管理にかかる手間やお金がもったいないと思いませんか?
「まだ使えるのに…」という気持ちが邪魔をするのであれば、売る、譲るなど捨てるのとは違う方法で手放してみてはいかがでしょうか。
捨てられないときの気持ちの切り替え方
モノを整理して捨てようと思ったときに
「それ捨てるの?まだ使えるのに(もったいない)」
「それはもういらないんじゃない?(でも自分は捨てたくない)」
など、自分の気持ちとは違う意見を言われると戸惑ってしまいますよね。
使える状態でも使わないのには理由があるはずですし、使わないけど手元に置いておきたいのにも理由があるはず。
自分のモノを整理するとき、外野の声はシカトしていいのです。
もしモノの整理の判断に迷うことがあったら、自分の理想の暮らしをイメージしてみてください。
その理想の暮らしに必要なモノは何ですか?
自分や自分の理想の暮らしに必要なモノだけを選んで、快適な日々が過ごせますように。