ブログ 子どもと片付け

子どもが片付けられない理由と対処法

 

何度も何度も「片付けなさい!」と言っているのにちっとも子どもが片付けないとイライラしませんか?

子どもが片付けられない理由とその対処法について考えてみましょう。

 

どこに片付けたらいいか分からない

子どものモノを片付ける場所は決まっていますか?
片付ける場所が決まっていないと、子どもはどこに何を片付けたらいいか分かりません。

片付けるための収納方法はざっくりで構いません。
でも、全てのモノに片付ける場所を決めてあげてくださいね。

片付ける場所は「この辺に適当に…」なんてあいまいな決め方ではなくて
【どこに・何を・どのように】片付けるかを決めることが大切です。

そして片付ける場所が子どもに「目で見て分かる」ようにラベルを活用しましょう。

※ラベルとは、収納の中に何が入っているかが「目で見て分かる」ようにつけるシールやカードのことです。

「一度に全部のモノの置き場所を決めるのは大変!」というときは

・毎日使うモノ
・1週間に1回以上使うモノ

など、よく使うモノだけでも置き場所を決めておくといいですよ。

全てのモノに置き場所を決めて、その場所が子どもに「目で見て分かる」ようにしておくことで、子どもの片付けに対するハードルを下げることができます。

 

どうやって片付けたらいいか分からない

子どものモノを片付ける場所を作っているのに片付けないときは、子どもが「片づけ方が分かっていない」場合があります。

例えば

・ブロックを色別(または形別)に分けて片付けることが理解できない
・シリーズものの本を順番通りに並べて片付けることが理解できない

などのように“片付けの細かいルールが理解できない”ケースと

・洋服のたたみ方が分からない
・折り紙など(専用ケースに入るように)揃える方法が分からない
・フタつきの収納用品の開け方が分からない

などの“技術的な面での理解が難しい”ケースとがあります。

いずれにしても

・ルールを細かく決めすぎない
・収納方法は子どもに合わせてざっくりとしたものにする
(服はたたまずにハンガーにかける、カゴに投げ入れるなど)
・専用ケースをやめて子どもが出し入れしやすい入れものに変える
・収納用品はできるだけシンプルなものにする

など、子どもにとっての片付け方のハードルを下げてあげてください。

そして最初は大人も一緒に片付けることで、子どもが「どうやって片付けたらいいか」が理解できるようになってきます。

 

“片付ける“とはどういうことかが分かっていない

片付けられない子どもの中には「片付ける」とはどういうことか?が分かっていない場合があります。

・「片付ける」という言葉の意味が分かっていない

「片付け」という言葉の意味が分かっていないと、「片付けなさい!」と言われても子どもはキョトンとするだけです。

この場合は【何を、どこに】片付けるかを声に出しながら一緒に片付けてあげてください。

もしくは

「元あった場所に戻してね」
「ぬいぐるみは赤い箱に入れてね」
「この本を本棚の上から〇番目に入れてね」

などのように【何を、どこに、どうするか】を具体的に教えてあげてください。

大人が片付けている姿を見たり、具体的に教えてもらうことで「片付け」という言葉の意味が理解できるようになってきます。

 

・「片付ける」の意味を勘違いしている

例えば大人が片付けが苦手で普段から家が散らかっていると、子どもは「片付いた状態」とはどういうものかを知ることができません。

そして(急な来客時など)急いで片付けないといけないときに

「わわっ!片付けないと!!」

なんて言いながら押し入れや空き部屋に散らかっているモノを押し込んでいると、子どもは

「片付け=モノをどこかに突っ込むこと」

と勘違いをする恐れがあります。

※緊急時にモノを突っ込むことが悪いわけではありません。
ただ、それが当たり前にならないように気をつけてくださいね。

片付けとは「使ったモノを元の場所に戻すこと」です。

全てのモノに置き場所を決めて、使い終わったら元の場所に戻すことが習慣になるように教えてあげてくださいね。

 

片付ける場所が子どもに合っていない

せっかく片付ける場所を作ったのに子どもが片付けないときは、片付ける場所が子どもに合っていない可能性があります。次の3つを確認してみましょう。

1.片付ける場所が遠すぎないか

使った場所と片付ける場所が離れていると、それだけでもう片付けが面倒くさくなってしまいます。

例)リビングで遊んだおもちゃを子ども部屋に片付ける→リビングで遊ぶおもちゃはリビングに置き場所を作る

できるだけ使う場所の近くに片付ける場所を作ってあげてください。

 

2.片付けに必要な動作の数が多すぎないか

片付けに必要な動作の数(アクション数)が多いと片付けるのが面倒くさくなります。

面倒くさい例)
1.引き出しを開ける
2.箱を取り出す
3.箱のふたを開ける
4.箱の中に片付けるモノを入れる
5.箱のふたを閉める
6.引き出しの中に箱を入れる
7.引き出しを閉める

楽ちんな例)
1.引き出しを開ける
2.引き出しの中の(フタのない)箱に入れる
3.引き出しを閉める

このように、同じ「引き出しの中」でも、必要な動作の数が少ないほど片付けが楽になります

 

3.収納のサイズが子どもに合っているか

大人にとって片付けやすい場所が、子供にとっても片付けやすい場所になっているとは限りません。

・収納場所が子どもにとって片付けやすい高さかどうか
・収納用品は子どもが持てる大きさかどうか
・収納用品は(モノを入れた状態で)子どもが持てる重さかどうか

など、子どもサイズの収納になっているかを確認してあげてください。

 

大人からすると「これくらい簡単だろう」と思うことが、子どもにとっては負担になっていることがあります。

ぜひ、子どもと一緒に片付けやすい収納を考えてみてくださいね。

 

片付けるモノの量が多くて負担が大きい

片付けの途中で投げだす(遊びだす)など、最後まで片づけることができないことが多いと「さっさと片付けてくれればいいのに…」とイライラしますよね。

もしかすると、片付けるモノの量が多くて片付けの途中で集中力が切れているのかもしれません。

 

基本的に、片付けは「何かをした後」に行います。
そのため片付けるときには疲れた状態であることも多いです。

 

そしてモノは多いほど「収納・管理・片付け」の負担が増えます

いつもいつも片付けの途中で投げだすのよねー…とお困りの場合は、“集中力が切れる前に片付けられる量“にまでモノの量を減らしてみることをおすすめします。

 

子どもと一緒に

使っている / 使っていない
ないと困る / なくても平気
好き / 好きじゃない

などで分けて、「使っているモノ、ないと困るモノ、好きなモノ」だけ残すようにしてみてくださいね。

 

「自分が片付けないといけない」と思っていない

「片付けて!」と言ってもなかなか動こうとしない子どもの中には「片付けは自分の役目ではない」と思っている場合があります。

子どもが小さいうちは大人が代わりに片付けることの方が多いですよね。

もしかしたら「大人が片付けた方が早い」と思って、子どもの代わりに片付けている方もいるかもしれません。

でも、そのまま大人が片付け続けていると、子どもは「片付けは親(または大人)がするもの」と勘違いしたまま成長する恐れがあります。

子どもが「何で自分が片付けないといけないの?(片付けるのは自分の役目じゃないよね)」と思っている場合、いくら「片付けて!」と言ってもなかなか動かないのは仕方のないことです。

それが悪いわけではないのですが…やはり子どもも片付けができるようになった方がいいですからね。

 

1.片付けている姿を子どもに見せる
2.子どもと一緒に片付ける
3.少しずつ、子どもに片付けてもらう

という順に、少しずつ片付けができるように教えてあげてください。

そして片付けができるようになるまでは、できなくても怒らない&出来たら誉めて「ありがとう」と伝えてあげてくださいね。

 

まとめ

子どもが片付けられないのには子どもの数だけ理由があります。

 

「どうして片付けられないの!」

と怒りたくなったときは

「どうして片付けることができないのだろう?」

「どうしたら片付けられるようになるかな」

などと考えてみてくださいね。

 

少しずつできることを増やしていくことで、少しづつ自分で片付けられるようになっていきます。

 

 

 

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