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どんどん増える「子どもの思い出のモノ」と上手に付き合う方法

遊んでいないのに捨てたくないモノ

子供の思い出

 

子どもと一緒におもちゃの整理をしていると

・今は遊んでいないけど、小さい時に遊んでいたおもちゃ

・自分で作った作品や絵の数々

・お友達からもらったお手紙やちょっとしたプレゼント

・旅行に行ったときに買ってもらった記念の品

・運動会や発表会なんかで頑張ってもらった記念のメダル

など「もう遊んでいないけど子どもが捨てたくないというモノ」ってありませんか?

 

「遊んでないんだったらいらないんじゃないの?」と思うかもしれませんが、どれも子どもにとっては大事な「思い出」が詰まったモノです。

遊んでないからといって簡単に手放せるものばかりではありません。

 

だからといって置ける場所には限りがあり、全部残すわけにもいかないですよね。

 

こんなときは

1.残してもいい「思い出のモノの量」を決める

2.子どもと一緒に思い出の整理をする

3.新しい思い出が増えたら、再び思い出の整理をする

という3つのステップで解決しましょう。

 

1.残してもいい思い出のモノの量を決める

まずは残してもいい「子どもの思い出のモノの量」を考えましょう。

 

次に子どものスペースに置いても邪魔にならない場所に置き場所を決めて、「子どもの思い出のモノ」を入れるための入れ物を用意します。

 

素材はなんでもいいのですが、あまり大きすぎず、子どもが自分で持ち運ぶことができるくらいの大きさの入れ物にしてあげてください。

 

そして「入れ物は1つじゃないといけない」というわけではありません。

大きな入れ物を1つ用意するなら小さめの入れ物を2つ用意する方がいい場合もあります。

 

子どもが残したいモノの大きさや置き場所の広さなどを考えて、ちょうどいい大きさの入れ物を探してあげくださいね。

 

2.子どもと一緒に思い出の整理をする

「子どもの思い出のモノ」のための入れ物が用意できたら「思い出のモノを残せるのはこの中に入るだけよ」と子どもに説明をしてあげてください。

 

そしてここで1つ質問です。

今ある「子どもの思い出のモノ」は、用意した入れ物に全部入る量ですか?

全部入るのであれば問題はありませんが、入りきらない場合は子どもと一緒に「思い出の整理」をしましょう。

 

子どもが残したい「思い出のモノ」を1ヵ所に集めて、大事なモノから順に選んでもらい、用意した入れ物に入れていきます。

 

このとき中に入れるのは「子どもが残したいといった思い出のモノ」だけにしてくださいね。

なぜならこの中に「大人が残したい思い出のモノ」が混ざってしまうと、子どもが「自分が残せる思い出の量」が分からなくなってしまうからです。

 

もし「大人が残したい思い出のモノ」があるなら、大人のスペースで大人が管理するようにしてくださいね。

 

残す量は入れ物の7~8割が目安

「思い出のモノ」を入れるとき、つい入るだけ入れてしまいがちなのですが、できれば入れ物の7~8割程度にしておいてください。

なぜなら最初から入るだけ入れてしまうと、新しい「思い出のモノ」が増えたときに入れることができなくなってしまうからです。

 

それに新しい思い出のモノが増えるたびに全部出して整理するのは大変じゃないですか?

そうならないためにも、入れ物の7~8割程度になったら「もうこれでいっぱいだよ。」と教えてあげてくださいね。

 

 

3.新しい思い出が増えたら、再び思い出の整理をする

新しい「思い出のモノ」が増えて用意した入れ物に入りきらなくなってきたら、一旦全部出して再度「思い出の整理」をしましょう。

 

どんなに大切な思い出でも、残せる量には限りがあります。

 

特に子どもはこれからどんどん新しい思い出が増えてきますのでね。

今のうちから「思い出の優先順位」をつける練習をしておくことも大事なことです。

 

そして「思い出の優先順位」を考えるときは子ども1人だけでさせるのではなくて、大人も一緒にしてあげてください。

 

思い出の整理は心の整理でもあります。

思い出のモノは大人でも1人で向き合うのにはエネルギーが必要じゃないですか。

(写真や手紙って簡単に捨てられないですよね)

 

ひとつひとつの思い出を振り返りながら、まだ残したいモノを選び、もう手放しても大丈夫なモノは「今までありがとう」と感謝の気持ちと共にお別れしましょう。

 

「そんなこと子どもにできるの?」と不安に思うかもしれませんが、子どもは大人が思っているより考える力を持っています。

 

 

以前5歳の女の子と一緒に「思い出の整理」をしたことがありました。

 

そのときは「あれもいる!これもいる!全部いる!」と言いながらたくさんの思い出を残したのですが、1年後に再び一緒に「思い出の整理」をすると「なんでこんなの残してたんだろう?」と言いながら半分以上手放すことができたのです。

 

一度「残したい」という気持ちを受け止めてもらったことと、1年という期間がその子の気持ちを変えたのでしょう。

自分で考えて「思い出の整理」ができたときの表情はとてもスッキリしていました。

 

このように、子どもは自分で考える力を持っています。

大人はそれを信じて耳を傾けてあげてください。

 

大切なのは子ども自身が「自分が持てる思い出の量を知ること」「思い出の優先順位がつけられるようになること」です。

 

子どもにとって大切な思い出のあるモノはできるだけ残してあげたいと思うのが親心ですが、それで生活に支障がでるほどスペースが必要になるのは困りものです。

 

少しずつで構いませんのでね。

一緒に思い出を振り返りながら「思い出の整理」をする練習を一緒にしてあげてくださいね。

 

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