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子ども部屋の役目と収納の考え方

 

子ども部屋の役目とは

我が子の進学・進級をきっかけに子ども部屋を用意しようと考える親御さんは多いです。

その反面「子ども部屋なんて必要ない」とおっしゃる方も少なくはありません。

 

一体どちらが正解なのでしょうか。

 

どちらが正解かを考える前に、子ども部屋は何のためにあると思いますか?

 

例えば

・自分で自分のことができるようになってほしい

・集中して勉強してほしい

・子どものモノをまとめて置く場所が欲しい

など、子ども部屋に求めることは人それぞれあるかと思います。

 

私は子ども部屋は「自分のことを自分でする練習(=自立の練習)をする場所」だと考えています。

つまり着替え、勉強、趣味、休息などだけでなく、自分のモノを管理して、モノを使ったら片付ける練習もできるのであれば「子ども部屋」にこだわる必要はないでしょう。

ただ、子どもが「自分のプライバシーを守りたい」と思ったとき、個室ではなくても区切られた空間を確保することは大事だと思っています。

 

子ども部屋の収納を考える

子ども部屋を作ったら、収納をどうするか考えますよね。

このとき「子ども部屋の収納をどうするか?」よりも先に考えて欲しいことがあります。

 

それは「子ども部屋のどこで何をするか?」ということです。

(整理収納では「ゾーニング」という言葉を使います)

 

どういうことか?というと

 

まず子ども部屋の「どこで何をするか?」を考えて家具の配置を決め、細かい収納はその後で決めるということなんですけどね。

 

「どこで何をするか?」を考えるために、まずは「子ども部屋ですることとは何か?」ということを考えてみたいと思います。

 

子ども部屋で何をするか?ということについて

子どもが小さいうちは「遊び」がメインになることが多いと思います。

そして成長するにつれて「勉強」をするようになり、やがて「着替える」「寝る」という時期もやってくるでしょう。

 

そう考えると、子ども部屋ですることは

・遊ぶ(趣味や娯楽を楽しむ)

・勉強する

・生活する(着替える、寝る)

と、大きく3つに分けることができますね。

 

そしてその3つに必要なスペースが混ざらないように

・遊ぶ(楽しむ)ためのスペース

・勉強のためのスペース

・着替える、寝るためのスペース

といった具合に区切ります。

(これをゾーニングといいます)

 

 

ゾーニングのメリット

子ども部屋をゾーニングすることのメリットは「それぞれの作業に集中することができる」ということです。

 

子ども部屋のゾーニングのポイントは「その場所で使うモノだけを置くこと」です。

 

例えば勉強するスペースに遊ぶためのモノが置いてあると、そちらに気を取られて集中できなくなる可能性があります。

学習机の本棚に教科書と一緒にマンガ本を置いていて、ついマンガ本を手に取って読みふけった経験はありませんか?(私はあります)

 

それに勉強で使うモノと遊びに使うモノとを同じ場所に置いていると、弟や妹、または遊びにきた小さい子どもが勉強で使うモノで遊んでトラブルになる恐れもあります。

 

小さい子どもには「勉強で使うモノと遊びで使うモノ」の区別が難しいため、勉強で使うモノをおもちゃだと勘違いしても仕方のないことなんですよね。

そういったトラブルを防ぐためにも、置き場所を分けるというのは大事です。

 

そして着替える場所には洋服や小物など、身支度を整えるためのモノだけを置くようにしましょう。

 

そうすることによって

・着替えに集中できる

・自分が持っている洋服や小物が把握しやすくなる

・着た後の洋服や小物の片付けや管理が楽になる

というメリットがあります。

 

このように「子ども部屋のどこで何をするか?」を考え、それぞれ使うモノを分けて置くことで生活がルーティーン化して、居住空間が乱れることを防ぐことができますのでね。

 

まずは子ども部屋を「どこで何をするか?」に合わせて区切り、それぞれの場所にそれぞれで使うモノを収納できるように考えてあげてくださいね。

 

 

 

 

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